近海郵船 まりも 復刻2006 12 28
近海郵船 まりも 復刻2006 12 28
近海郵船 東京~釧路 まりも
旧東京港フェリーターミナルの南ターミナル第3バースの隣、東ターミナル第2バースには苫小牧行きの 「しれとこ丸」 型が停泊しているが、こちらは一足先に出港する。
最初の乗船はC甲板の開放型2等室の利用であったが、当時は2等利用が当たり前で、寧ろ基本であると考えていた。
2等室に乗らずして本船に乗船したとは言えないという考え方で、本船には当時としては希少の2等グリーン、今時の2等寝台が設備されていた。
新船は気持ちの良いもので、何かと得をした感じになる。
カーペットに横たわると機関の振動が伝わって来るが、このことが船に乗っている幸せ感を感じられる。
出港後2時間で浦賀水道航路を出て外海に出るが、深夜帯でもこの辺りまでは起きていないと損をした感じになるので、消灯後も時折窓外の景色を眺めて現在地を確認するのを常としていた。
枕も毛布も新品、カーペットも真新しくて清潔、隣のお客との距離もかなりある、こんな得々感のある船旅が忘れられずに、新船時に集中して乗船する癖がついてしまった。
逆に古くなった船は切り捨てる反動がありあり。
夜が明けて2日目は終日航海日、その上第3日目も早朝入港ではない。
東京港出港後7時間経って千葉県銚子市犬吠崎沖辺りに、ここからコースは苫小牧行きとは少しずつ東寄りに離れてゆく。
即ち陸岸が見えなくなる。
北米シアトル航路の氷川丸も大圏コースをとっていた為、本州東岸を北海道沖を目指して北上、ほぼ同じコースだ。
船名 : まりも
総トン数 : 9,258トン
船体寸法 :全長166.5m 型幅24.0m 型深9.7m
主機関 : ディーゼル 9400PS×2基 2軸
航海速力 : 20.7ノット
旅客定員 : 826名
竣工 : 1972年(昭和47年) 3月
建造所 : 内海造船㈱瀬戸田工場
航路 : 東京~釧路
改造 : 1980年(昭和55年)
「内海瀬戸田型」
同型船 太平洋沿海フェリー 「あるかす」 「あるびれお」
略同型船 近海郵船 「ましう」 「さろま」
« 日本沿海フェリー しれとこ丸/えりも丸 復刻2007 01 08 | トップページ | 東九フェリー フェリーとね/フェリーてんりゅう 復刻2007 06 19 »
「近海郵船 まりも 復刻」カテゴリの記事
- 近海郵船 まりも 復刻2006 12 28(2012.02.02)
最近のコメント