忘れ得ぬ引揚船 日本海汽船 白山丸 復刻2008 07 14
忘れ得ぬ引揚船 日本海汽船 白山丸 復刻2008 07 14
白山丸
戦後、外地からの邦人引揚輸送には、戦禍をくぐり抜けた貨客船はもとより、帆装解除され船体を黒く塗られた練習船まで、幾多の船舶が駆り出された。
京都府舞鶴港には、終戦の年昭和20年10月から昭和33年9月まで、中国、朝鮮半島、ソ連などから、多くの引揚者とご遺骨が故国の土を踏まれた。
旅客を乗せる船を考える時に、この戦後の 「引揚船」 を避けて通ることは出来ない。
新聞ニュースでその船名は広く一般国民に知れ渡るところとなり、引揚当事者のみならず、多くの人々の心に長くとどめられたこととなった。
著名な引揚船としては、
元関釜連絡船 「興安丸」
大阪商船 「高砂丸」
そして日本海汽船 「白山丸」 があげられる。
昭和33年9月 樺太の真岡 (現ロシア サハリン州 ホルムスク) から472名の引揚者を乗せ、引揚港舞鶴港への最後の引揚船となったのが、白山丸であった。
【 白山丸 】 Hakusan Maru
船社 : 日本海汽船
総トン数 : 4,351屯
主要寸法 : 垂線間長115.0m 型幅15.0m 型深8.8m
主機関 : レシプロ 複2連成 1基
最高速力 : 16.4節
船客 : 1等20名 2等100名 3等687名
竣工 : 1941年(昭和16年)
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