太平洋沿海フェリー いしかり(初代)/だいせつ 復刻2007 02 07
太平洋沿海フェリー いしかり(初代)/だいせつ 復刻2007 02 07
太平洋沿海フェリー時代の名古屋~仙台~苫小牧間を、
「あるかす」「あるびれお」
「いしかり」「だいせつ」
4隻でデイリーサービスが実施されていた全盛期は、1975年(昭和50年)7月、北海道航路4番船「だいせつ」の就航に始まった。
北海道航路1番船 「あるびれお」 就航が1973年(昭和48年)4月、2年3ケ月後の立ち上がりということになる。
この4隻全盛は凡そ10年近く続くことになるが、「だいせつ」の東日本フェリー㈱への売却により、現行の
仙台~苫小牧 デイリー
名古屋~仙台 1便/2日
の体制に変更された。
船名 : 「いしかり」 (初代)
総トン数 : 11,880屯 (竣工時)
主要寸法 : 全長175.5m 幅24.0m 深さ14.8m
主機関 : D 13,790×2 BHP
航海速力 : 21.5ノット
旅客定員 : 905名
竣工 : 1974年(昭和49年) 12月
建造所 : 内海造船㈱ 瀬戸田工場
同型船 : だいせつ
航路 : 名古屋~仙台~苫小牧
船室 : 特別室1室 特別室使用料 15,000円 (名苫)
特等洋室18室 特等和室2室
1等洋室25室 2等寝台164名 2等和室441名
「あるかす」 型と 「いしかり」 型を交互に配船、いわき沖の行き会いは、同型船同志となる。
当時から、行き会いに先立つ操舵室見学は実施されていた。
上部構造物は2階建て吹き抜けラウンジで、1階 「シーロンジ」 2階 「スカイロンジ」 と呼称していた。
ロンジ→ランンジのことで、長距離フェリー揺籃期からラウンジショーが公演されていたことは、特筆に値する。
船体塗色は 「白」 ではなく 「アイボリーホワイト」 、フイギュアヘッド (船首飾り) は名古屋城の 「金の鯱」 。
僚船 「あるごう」 の船首飾り、名古屋港ガーデン埠頭に保存されている。
1980年 (昭和55年) 船体12.5m延長工事 総トン数12,853トン
1990年 (平成2年) ギリシャ売却
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