日本高速フェリー さんふらわあ5/さんふらわあ8 復刻2007 01 27
日本高速フェリー さんふらわあ5/さんふらわあ8 復刻2007 01 27
さんふらわあ8 (中川マーク)
船名 : さんふらわあ8
総トン数 : 12,759トン
主要寸法 : 全長185.0m 型幅24.0m 型深15.6m
主機関 : ディーゼル 13,040PS×2基 2軸
航海速力 : 24.0ノット
旅客定員 : 1,079名
竣工 : 1973年昭和48年6月
建造所 : 来島どっく 大西工場
同型船 : さんふらわあ5 12,711屯 1973年3月 来島どっく大西
航路 : 東京~那智勝浦~高知 726キロ 21時間
バース : 東京港有明埠頭 南ターミナル 4番バース
東京駅丸の内南口、はとバスのりば近くに東京港フェリーターミナル行き連絡バスの、専用停留所ポールが設置されて、ここからの乗車であった。
東京地区の民放ラジオ局からは、当日の 「さんふらわあ」 空席情報が頻繁に流されていたりもした。
衝撃のデビューを果たした 「さんふらわあ」 「さんふらわあ2」 に続く、シリーズ3番船、4番船だが、建造所がそれまでの川崎重工神戸から来島どっくに変更された。
この後建造された縦列2本煙突の 「さんふらわあ11」 まで、来島どっくでの建造に変更された。
旅行社扱いツアーによる、東京から那智勝浦までの団体客乗船が多かったことも、大きな特徴といえる。
逆の上り便の那智勝浦寄港は01:10着、01:40発となる為、団体乗船はあまり見られなかった。
那智勝浦港ターミナルには、この発着時間を考慮した仮眠所があったことも、良く知られていた。
就航当初1973年(昭和48年) 3月、「さんふらわあ5」 1隻運航で東京~高知直行であった。
同年7月、姉妹船 「さんふらわあ8」 の就航と同時に、和歌山県那智勝浦港への寄港開始となった。
グリーン寝台も名称に似合わず品質的には最低部類で、幅が狭い2段ベッドと簡単な荷物棚だけ、部屋の奥行きも無くインサイドで入口は薄っぺらなカーテン1枚、これが2等より定員が多い主流客室だった。
総じて外見の華やかさとは裏腹に、品質的には期待はずれな面が多かった。
1976年(昭和51年) 12月、「さんふらわあ5」 名古屋航路配転に伴い 「さんふらわあ8」 1隻運航になってからは、出港日を曜日固定、東京発奇数日に。
同じ四国へ向うオーシャン東九フェリーが、東京発偶数日であったことから。
【運航ダイヤ】
東京 18:20発→07:40着 那智勝浦 08:00発→15:40着 高知
高知 17:50発→01:10着 那智勝浦 01:40発→14:40着 東京
航海速力24.0ノットの高速であったが、これを追い抜く船が登場。
日本カー・フェリー川崎~日向航路の 「高千穂丸型」 がそれで、奇数日には伊豆大島沖から東京湾浦賀水道入口にかけて、25.6ノットの航海速力で追い抜き、浦賀水道航路へは 「高千穂丸 美々津丸」 が先に入るのを常としていた。
1隻運航は1990年(平成2年) 11月迄長く続いたが、ここで日本沿海フェリー㈱に営業権を就航船込みで譲渡して、会社は解散した。
日本沿海フェリーに移籍後は 「8」 は 「さんふらわあとさ」 に改名され、ファンネルマークもオレンジファンネルになった。
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