セントラルフェリー 第二セントラル/第五セントラル 復刻2007 04 20
セントラルフェリー 第二セントラル/第五セントラル 復刻2007 04 20
第二セントラル
船名 : 第二セントラル
総トン数 : 5,788屯
主要寸法 : 全長129.8m 型幅22.0m 型深8.0m
主機関 : D 8,000 BHP×2基 2軸
航海速力 : 20.0ノット
旅客定員 : 558名
竣工 : 1971年(昭和46年) 5月
建造所 : 住友重機械工業 浦賀造船所
同型船 : 第五セントラル 5,789トン 1971年9月 住友浦賀
航路 : 川崎浮島~神戸(青木)
川崎港 : 浮島のりばを日本カーフェリーと共同使用。
神戸港 : 青木 東神戸フェリーセンター
就航 : 1971年(昭和46年) 6月
係船 : 1972年(昭和47年) 2月
異業種からの参入組が席巻した長距離フェリー揺籃期、セントラルフェリーも例外ではなく、三洋電機の創業者井植歳男氏の京浜阪神フェリー㈱設立に端を発する。
後に商号はセントラルフェリー㈱に変更されたが。
建造所ごとに異なる船型に。
川崎~神戸、川崎~大阪の両航路用に建造された隻数は5隻、3船型で建造された。
三菱重工業 下関造船所 第一セントラル 第六セントラル
住友重機械工業 浦賀 第二セントラル 第五セントラル
金指造船所 (静岡県) 第三セントラル
1972年(昭和47年) 2月 減便で第二、第五、第三係船
三菱下関の第一、第六の2隻で航路休止される、同年11月まで運航が継続された。
********** コメント **********
AUTHOR: ポンポン船の船長
DATE: 05/10/2007 19:36:40
ちょっとビックリです。 あちこち嘗め回すように見ていたらセントラルの船がありました。 私はこの船を一度も見た事はなかったのですが、このセントラルグループの【ある】企業が倒産し、私が勤めていた会社に転職して来た人が数人おり、その時に「セントラルグループは昔大きかったんだけどね」と聞き、その時にこのフェリー所有の話も聞きました。
何を聞いて何を話たのかもう記憶にありませんが、ファンネルの部分で揺れを抑える仕組みがどうのこうのと言っていた記憶が今微かに浮かびました。 ただやっぱり揺れたと聞いています。
その系列の会社は倒産はしたものの会社更正法で維持していたらしのですが、今は、あるのかどうなのか不明です。
********** コメント **********
AUTHOR: 定期船
DATE: 05/10/2007 20:25:05
TITLE: ポンポン船の船長さん
セントラルフェリー、僅か2年で撤退しました。
元々関西の大手電機メーカーの創業者が始めた航路で、6,000屯級のフェリーを5隻も建造して、挙句の果てに造船所側に債務免除のお願いをするなど、お粗末な経営者ぶりを露呈して終焉を迎えました。
画像の 「第二セントラル」 と同型の 「第五セントラル」 はギリシャで活躍しています。
ファンネル脇の 「アンチローリングタンク」 とは、横揺れ防止装置のことです。
両舷のタングに水をいれ、タンク相互間はパイプで繋がっています。
例えば、船体が左舷に傾こうとする時には、右舷側のタンクに水を移動させて、横揺れ角度を少なくします。
減揺装置は、大型船では 「フィンスタビライザー」 が主流、アンチローリングタンクは中小型フェリーで採用されるのが、通例です。
最近のコメント