小笠原TSL テクノシーウェイズ スーパーライナーオガサワラ 復刻2007 05 27
小笠原TSL テクノシーウェイズ スーパーライナーオガサワラ 復刻2007 05 27
船名 : SUPER LINER OGASAWARA
船主 : ㈱テクノ・シーウェイズ
船型 : 空気圧力式複合支持船型 (TSL-A型)
総トン数 : 14,500トン
主要寸法 : 全長140.0m 全幅29.8m 深さ10.5m
吃水 : (オフクッション)5.0m (オンクッション)2.4m
主機関 : 航空転用型ガスタービン LM2500+(40,500SHP)×2基
推進装置 : ウォータージェットポンプ 2基
浮上機関 : ディーゼル機関4基
航海速力 : 38ノット
航続距離 : 2,200km
貨物積載重量 : 210トン
旅客定員 : 742名
竣工 : 2005年(平成17年)
船価 : 115億円
建造所 : 三井造船㈱ 玉野事業所
テクノ・シーウェイズ (TSW) : 三井造船、日本政策投資銀行、日本郵船など13社の共同出資会社
2005年11月、在日米軍再編に伴ってグアム移転予定の、海兵隊の高速輸送艦 (HSV) として転用する案が浮上したが、実現は難しい模様で立ち消え。
2006年6月、当時の北側国土交通大臣が和歌山県日高港から、試験航海に試乗して時速80キロを体験、「様々な方向で活用したい」とのコメントと共に、アピールを行った。
が、いよいよ三井造船は海外も視野に、売却に向けて動き出す。
ちなみに建造価額115億円。
解体して回収したアルミ売却見積額が、2年前評価で30億円。
◆顛末 2009年9月
岡山県玉野市、三井玉野に係船中。
宇高国道フェリーなどの船上から見ることができる。
◆顛末 2012年3月11日
解体を前提とした売却処分へ
********** 引用 山陽新聞 ********** **********
三井造船(東京)は24日までに、玉野事業所(玉野市玉)で建造したものの、発注先が受け取らず、同事業所に係留したままとなっていた大型貨客船「テクノスーパーライナー」(TSL、1万4500総トン)を解体する方針を固めた。約115億円を掛けて2005年に完成した超高速船だが、本来の役割を果たすことなく、“廃船”となる。
軽量アルミ合金製のTSL(定員740人)は全長140メートル、幅30メートル。39ノット(時速約72キロ)で航行でき、2人部屋や3人部屋、2段ベッドが並ぶ大部屋を備えている。東京―小笠原航路への就航を目的に東京の海運会社が発注したが、燃料高騰などを理由に受け取らず、三井造船が所有したままとなっていた。
三井造船は「買い手を探していたものの、見つかる可能性がない」とし、解体を前提とした売却処分を決定。売却先は明らかにしていないが、3月末までに正式契約し、船を引き渡す。
TSLは昨年5月、東日本大震災の被災地支援のため、宮城県に出向き、石巻港に停泊。被災者の宿泊を受け入れ食事、シャワーを提供した。
********** 引用ここまで ********** **********
********** コメント ********** **********
カッチン
DATE: 05/29/2007 16:25:01
TITLE: ん?
これに似た船が玉野の三井造船で、ずいぶん前からプカプカ浮かんでいるのですが、やはりこの船ですか?
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定期船
DATE 05/29/2007 17:34:44
TITLE: カッチンさん よく気付きましたね
三井玉野にプカプカ浮かんでいるのは、まさにこの船です。
保有会社テクノシーウェイズから小笠原海運が用船して、東京~小笠原父島航路に就航させる計画でした。
が、年間20億円に上る赤字が見込まれ、この補填を国及び東京都が渋った為、小笠原海運は既に締結されていた用船契約を解除、就航計画は空転することとなりました。
テクノシーウェイズから三井造船への支払いも済んでいない為、引渡しも出来ない状態にあります。
ここに繋いでおく以外に、どうしようもないということです。
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